僕達だけの天国 (30/R18)
R18 ・・・ 閲覧にはご注意を!

期待は薄くでお願いします(苦笑)
かなり温くてちょこっとだけですので〜(汗
   
でも一応隠しておきますので、大丈夫な方は 「続きを読む」 からどうぞ♪


静かに閉まったドアの音が、静寂した部屋の中に鈍く低い響きを齎し消えていく。
遠ざかって行く敦の足音に全神経を張り詰めて、玄関扉が閉まった瞬間、隼弥は大きく息を吐き出した。


とうとう、言ってしまった。
口に出してはいけないと、あれだけ戒めてきた言葉を・・・。


潤んだ瞳で見つめられ、縋り付くような視線を絡ませられ、身体ごと心を揺さぶられ。
薄紙一枚で閉ざしていた理性が、呆気なく崩れ去った。衝動のままに敦を組み敷き、何度も夢の中でなぞった肌に欲情する気持ちを隠し切れなかった。
自分の下で震える敦に、寸でのところで踏み止まれたのは、これ以上敦を傷付けたく無かったから。怯えた敦の表情、困惑した声が蘇り、心臓が抉られるような痛みを呼び起こす。

あんな顔をさせたかったわけじゃないのに。
もう二度と、輝くような敦の笑顔は手に入らない。
それどころか、親友としての・・・幼馴染としての居場所すらも、自らの手で断ち切ってしまった。
こうなる前に離れようともがいた時間は、無駄だったのだ。


「・・・・はは・・終わりだ――良かったじゃん、区切り付けられて・・・」


ギリリと噛みしめた唇から、鉄の味が口中に広がる。心の中を表すかのような錆びた香りがした。


大丈夫。

自分に言い聞かせる。
自分の気持ちを押し殺すなんて、今までずっとやって来た事。
難しいことじゃない。

あの日、一瞬で奪われた家族の幸せだった日々。
その日からずっと、自分を殺して我慢をすることなど、日常だったじゃないか。

誰もいない一人の家に、自ら鍵を開けて入ることも。
たった一人で夜を過ごすことも。
自分達の為に精一杯働く姉に、寂しい等と甘えたことは言えなかった。
姉を助けるためにバイトへ出る兄に、一緒にいてなんて言えなかった。

幼い隼弥に出来たのは、2人の家族に心配を掛けないように、面倒を掛けないようにする事だけで。我が儘を言うことすら、封印した。


大丈夫。
俺はきっと、大丈夫。


(――大丈夫、な・・はずが、ねぇって・・・・)


あの頃は、敦が隣で笑ってくれていた。
過剰なほどのスキンシップも、隼弥を不安がらせない為の敦の思い遣り。
一人で過ごす家の中にも聞こえるくらい、隣の家から聞こえてくる煩いくらいの敦の声は、一人じゃないと告げてくれる敦の想い。
そして、本当に自分がどうしようもなく辛い時には、いつも、何も言わずに傍にいてくれた敦。

敦が居たから、自分は間違った方向へ進むことも無く、過ごしてこれた。
あの日交わした約束通り、敦はずっと、自分の隣に居てくれた。


「敦・・・・ごめんな――」


  ―― こんな気持ちを持ってしまって、ごめん。
  ―― あの頃のままの俺でいられなくて、ごめん。


震える指先を口元に寄せると、現実として捉えた敦の唇の感触が蘇る。
日に焼けた滑らかな肌は、掌に吸い付くようで。赤くぷっくりと膨らんだ唇は、あんな状況でも甘く、潤んでいた目尻には微かな朱が掛かり・・・。
思い出した途端、腰奥を競り上がる欲望が再び隼弥を襲った。幾分硬度を失くしはしたものの、滾ったままだった自身が解放を求めて疼きを増す。


「ごめん、今日だけ・・・今日で、最後にするから・・・」


ジーンズの前を寛げ、下着の中から自身を取り出す。
欲に塗れたそれの先端からは既に先走りの蜜がしとどに溢れ、滑る液で湿った竿が己の浅ましさを知らしめていた。
クチュリと音を立てる欲望を扱き立てる。
数え切れないほどして来た自慰行為が、今まで以上に背徳感を募らせる。
ギュッと目を瞑り、浮かび上がる敦の姿だけを夢中で追った。


「はっ・・・ぅ・・・・敦、あつし・・あっちゃ・・・ん――っ」


僅かな時間で呆気なく掌に吐き出された欲望の証が、自分の行為を責めているようで。荒い息を吐きながらも、自嘲の笑みが零れた。
身体はすっきりした筈なのに、より一層沈んだ心が、重く暗く隼弥に圧し掛かっていた。




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どばーっ (┬┬_┬┬)
隼弥……(/TДT)/あうぅ・・・・どばーっ (┬┬_┬┬)

そうだよね〜そうだよね〜…今までたっくさん我慢してたんだもんね〜…
そんなに自分を責めなくてもいいのにぃ!!そんなに自分を殺してたら窒息しちゃうよぉぉおおお!!

大人になるにはまだ少し早い、少年と青年の狭間で揺れるこのお年頃……やっぱり好きだなぁ…壁|〃´△`)-3ハゥー
頑張れ!頑張るんだ!!と、ウザがられそうなほどエールを送りたくなっちゃいます〜〜〜(/_<。)
水城さまv
コメ入れして戻ってきたら水城さんが!!

> 隼弥……(/TДT)/あうぅ・・・・どばーっ (┬┬_┬┬)

あぁああぁ〜〜また泣かせてしまった〜〜!
ドウシヨ\(゜ロ\)(/ロ゜)/ドウシヨ

明日からまた敦ターンに戻りますが・・・また隼ターンに戻った際は・・・もっと辛い事が起こる・・・・・。
いえいえ、全てはハピエの為の序章!!
た・・・たぶん(滝汗

> 大人になるにはまだ少し早い、少年と青年の狭間で揺れるこのお年頃……やっぱり好きだなぁ…壁|〃´△`)-3ハゥー

柚子季の筆力では表し切れていないのが悔やまれますが、そう仰って頂けると救われます(涙
隼へのエール、しかと受け取りましたので!!
コメントありがとうございました〜〜!
ぶぉぉ〜(泣)
せつない系のドラマや小説読んでも薄情者のカテキン、ちっとやそっとのことではびくともしませんがこれはやばいです〜〜!!
もう切なくて切なくて…胸が締め付けられました…。
ちょっ…1話から出直してきますっ(゜ーÅ)ホロリ
カテキンさまv
ご訪問ありがとうございます♪

あぁ〜〜〜ん、カテキンちゃんまで泣かせてしまった(涙
切なさを乗り越えてのハピエがさくらんぼ風味と諦めて(え?)是非是非最後までお付き合い下さいませね〜!

にしても・・・・・ちょっと、このお話、隼に対して酷すぎますよね(作者が言うな)
あぁ〜〜May I〜を書いていた頃に続いて胃が痛い今日この頃です(苦笑)

これに懲りずにまたいらして下さいませ〜♪
コメントありがとうございました!
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
あぁ〜(>_<)
 隼弥タン、自分を責めないで〜〜〜!!
 このまま離れ離れになんてことはないですよね!?
 早く今までのようなほのぼの楽しい日々を取り戻して〜〜〜〜!!!!
 このところ柚子季さんちでは、泣いてばっかり…。
 グスン…。
 
"(/へ\*)"))ウゥ、ヒック
こ、こんな悲しいヒトリエチ…
隼弥ぁぁぁぁぁぁ!!!!

大事にしてた思いを捨ててはいかんよーーー
敦はきっとわかってくれるヨ。
そして、いつかきっとあの笑顔に
戻ってくれるヨーーー!!!

もう、やっぱり胸キュンになるのは
なぜだーーーーーーーー!!!!!
(Tーヾ)エグエグ...
秘密コメお返事
K様vv

ももももったいない!!
Kさま宅の●くんですか?!
うはぁ〜〜恐れ多いですからぁ!
オロオロ\(゜ロ\)(/ロ゜)/オロオロ

んでもダイスキ頂けて幸せっす!
ありがとうございます♪

> たまに鳥肌が立つ作品があるんですよ。
> モロにツボに入った証拠・・・笑

きゃ〜〜本当過分なお言葉痛み入ります!(正座&平伏)
K様のコメに支えられてここからラストスパート頑張れそうです!

> 1人エッチだしね♪←(そこ?)

って、そこですか!!(爆)
いえいえww 喜んで頂けて何よりです(笑)
如月久美子さまv
あ〜〜ん、もぅ、本当ごめんなさい!!
May I〜に引き続き切なさ増量中です(切なさの置き所は違いますが)

>  このまま離れ離れになんてことはないですよね!?

もちろんです!
ラストはハピエを合言葉に!!
(そこまで行き着くまでがまだちょっとかかりますけど/汗)

>  このところ柚子季さんちでは、泣いてばっかり…。
>  グスン…。
 
泣かせてばっかりでごめんなさい〜(T_T)
つ、着いて来て下さいますか?ドキドキ
水無月さまv
姉さんまで泣かせてしまったーー!!
あぁぁあぁあぁ(涙
ぶってやって下さい(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

> こ、こんな悲しいヒトリエチ…
> 隼弥ぁぁぁぁぁぁ!!!!

悲しくても若さゆえ、堪えることが出来ませんでした(てへっ♪
そっすね!
きっと敦も 分かってくれる日が来る!
・・・・・はず、です・・はい。

> もう、やっぱり胸キュンになるのは
> なぜだーーーーーーーー!!!!!

やっぱりね、ラストへ向けてドシドシと!!
毎回芸が無くてスミマセン(汗
うううう〜〜〜
うわああああん(>_<)可哀想〜〜〜〜〜
最後のあっちゃん、でもうマックスを超えてしまいました。
うわ〜〜〜ん。ビエービエー
自分を責めてしまうんでしょうね。
何も悪いことはしていないのに。
いつもちぎれるほど切ないのが柚子季さまのストーリーだと
切なくなりそうなときは身構えてお腹に力を入れてから
読むようにしているんですが、やっぱりダメだ…ううう。
し、幸せにしてやってくださ…。
りり様v
オロオロ\(゜ロ\)(/ロ゜)/オロオロ

りりちゃままで泣かせてしまって(汗
あぁ〜〜もう殴って下さい!>柚子季を(涙

>切なくなりそうなときは身構えてお腹に力を入れてから

あわゎわ!
ま、マジですか?!
有り難いです(うるうる
はい!もちろん幸せを目指してますので!!
切なさを乗り越えての甘々!
これがさくらんぼ風味(ほんとに?汗)
もう暫くこの切なさにお付き合い下さいませね(ペコリ
(T_T)/~
切なさ……倍増量中………隼弥…我慢はね身体に毒なんだよ…でも自分の事よりもまわりのことを優先しちゃうんだよね…うぅぅ……助けてあげたい(T_T)
ああっ・・・。
隼弥・・辛いね・・。(涙・・・
今まで、敦が傍に居て癒されていた心・・。
敦〜早く隼弥の元に戻ってきて!!

続きが・・早く読みた〜い!!
大人しく待ってます♪
ブレス☆シング様v
あぁぁぁぁ(>_<)スミマセン
隼の中では、それが日常になってしまっているんですよね。
だからこそ、素の自分でいられた敦との時間は大切で。
その大切な存在に対して抱いてしまった邪な想いに、ずっと苦しんできたんです(こんなところで補足説明すんな!)
さぁ、次は敦に悶々としてもらう番です!
隼の抱えて来た時間からすればほんの僅かなものですが・・・。
助けて、あげたいですねぇ(涙)
ミートン・メートン様v
本当こんなんばっかでスミマセン!(汗

> 今まで、敦が傍に居て癒されていた心・・。
> 敦〜早く隼弥の元に戻ってきて!!

そうですよね・・・早く幸せってやつに浸らせてあげたい!
でもその為にはまだ越えねばならぬ山が!!
あぁ、真面目に石が飛んできそうで怖いかも(ビクビク

> 続きが・・早く読みた〜い!!

ありがとうございます!がんばりますね♪
今日はまたご近所にお邪魔してしまいました。

スミマセン!m(__)m(先に謝ろ)
皆さん、切ないって仰って感動されていらっしゃる中、『あっちゃん』ってイった隼弥がかわえぇ〜(^.^)とか思ってニヤニヤしてしまいましたぁ。完全にオヤジです。
話の筋を完璧に折り曲げてますよね…祭続きだったもので…f(^^;

m(__)m
葵さまv
> 今日はまたご近所にお邪魔してしまいました。

あらま♪
柚子季は暇持て余して弟とデートしてました(爆)
BL本買いに行くのに運転手させただけですがww
お誘い頂ければ行ったのに〜!

葵さんのところのような濃厚さは微塵もありませんが^^;

>『あっちゃん』ってイった隼弥がかわえぇ〜(^.^)とか思ってニヤニヤしてしまいましたぁ。

これメッチャ嬉しいです♪あざーっす!
明日は敦ターンです(^-^)
切なさ続いてたので、ちょっと小休止(?)
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プロフィール

柚子季 杏

Author:柚子季 杏
オリジナルのBL小説を気の向くままに綴っております。
個人的嗜好ですので、誹謗中傷等は受け付けておりません。
ご賛同&ご理解頂ける方のみお立ち寄り下さい^^
R18的な描写も出てきますので、年齢に満たない方はご遠慮下さい。

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