僕達だけの天国 (28)
甘えるように擦り寄る深雪に優しく応える隼弥を、見ていたくなくて。
自分以外を気に掛けて欲しくなくて。
割って入るように隼弥の腕を引き寄せた。
やんわり外されたそれに一瞬心が痛んだけれど、いつもと変わりなく自分の為だけに用意されたノートに、やはり自分達は大丈夫と安心もした。

けれど、どうして隼弥の行動一つに一つに胸がざわつくのか・・・それが何故かが分らない。
去り際にも視線を合わせてくれなかった隼弥の態度が悲しくて、解らない事ばかりが列を成す感情に、敦の頭はパンクしそうだった。




階下でチャイムの音が鳴る。
応じる母親の声の合間に聞こえてくるのは、耳に馴染んだ隼弥の声だった。


「あら、隼くん。敦なら二階に――」

「忘れ物届けに来ただけだから、これ渡しておいて。それと・・・俺、暫く塾には行けないから、それ敦に伝えといてもらいたくて」


自室で息を詰めるようにしながら、母と隼弥の遣り取りに耳を澄ませていた敦は、その言葉に弾かれたようにベッドから身を起こした。
慌てて下へ降りた時には、既に隼弥の姿は無く。母親の呼ぶ声を振り切るようにして外へと飛び出す。
数歩で辿り着く幼馴染の家。
こんなに近くにいるのに、今の敦には隼弥が遠く感じて。
このまま離れて行ってしまいそうな隼弥の行動が怖くて、じっとしてなんていられなかった。



  ―― ピンポーン!ピンポン、ピンポン!



「隼弥!玄関開けろよ!いるんだろ?隼弥―!」

「うるっせーよ!この、馬鹿!!」


施錠された玄関扉を叩きつつ、しつこい位にチャイムを鳴らす。
怒鳴られたけれど、迷惑そうなしかめっ面ではあったけれど、扉が開いた事にホッとした。


「何だよ?ノートならさっき小母さんに・・・」

「何だよはこっちのセリフだよ!いいから中に入れろって!!」


隼弥の言葉を遮るように怒鳴り散らすと、小さく息を吐いた隼弥が身を引いた。
自室へと向かう隼弥の背を睨み付けるようにして、敦は不機嫌も露わに後に従う。


「で?何だよ――」

「何だよじゃねぇよ!おま、お前、塾行かないって、何で?!」

「あぁ、それは・・さ。――生徒会も忙しいし、試験終わったら法事もあるし・・・」

「それだけじゃねぇだろ?!」


のらりくらりと質問を避けようとする態度にカチンと来た。
相変わらず敦の顔を見ようともせず立ったままの隼弥の両腕を掴むと、敦はその身を揺さ振るようにしながら言葉を続けた。


「だってお前、俺のこと避けてんだろ?何で?俺、俺何かした?なあ、隼弥!」

「避けてるわけじゃ・・・」

「避けてんじゃん!それに、それに俺、お前に好きなやついるのも知らなかった!」

「――放せよ・・・」

「やだっ!なぁ、何で?何で俺には話してくれねぇの?なぁ、隼――っ!?」


詰め寄るうちに涙目になって行くのが自分で分かった。
それでも、胸に感じた痛みをどうにかしたくて、必死で隼弥にしがみ付き続けていた敦の眼に、苦しげに表情を歪めた隼弥の顔が飛び込んでくる。


次の瞬間、敦の発しようとした言葉は、隼弥の唇へと奪われた。




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 昨日の戯言への様々なコメント、ありがとうございました♪
 真実になる日も来るかもしれませんが、彼らの楽曲が失われるわけじゃない。
 それを改めて認識できた気がします(ペコリ
  
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えっ〜これはなに?敦からチューしたの?
どうなってるの・・気になる〜!
ゆずは様v
> えっ〜これはなに?敦からチューしたの?

あぁ〜〜すみません!
中途半端なとこで切っちゃったから分かり辛かったかもしれないですね(汗
明日には判明しますが、隼弥からです!←言ってるしw
そろそろ僕天も起承転結で言うところの転から結へ向けて走り出します!
最後までのお付き合い、よろしくお願いいたしますね♪

おほっ
チューですたい(*/ω\*)キャッ

ドキドキするぅ〜(≧ω≦)隼哉難しいですね……敦早く気付いてあげて(>_<)
そして自分の気持ちも考えてみるのよ(´Д`)
やっぱり柚子希様はあたいの心をコチョコチョコチョとくすぐっていかれる(笑)先が気になりますわ♪♪♪二人のその後SS読んじゃってるんやけど心配になっちゃいます…明日も楽しみに(まだ23時間もある涙)してます♪
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おぉ!!
ちゅー!!!と叫んでしまいました 笑

でもちゅーなのに、切ないです。敦はなんて鈍ちんなの。
あぁ・・・悶えます。。。
ブレス☆シング様v
> チューですたい(*/ω\*)キャッ

はい〜!ついに隼、やらかしました!!
ドキドキして頂けましたか♪
ウレシスです!
この隼の行動が、これからどうなって行くのか・・・。
えぇ、柚子季の書くものですから(汗
まだまだ波乱ありますです(By脳内Only)

きゃ〜〜嬉しいお言葉あざーっす!
柚子季はブレス☆シングさんのコメに、毎回心擽られてます♪

明日!明日ですね?
は・・・はい(汗
頑張ります(未だ白紙なのは内密にw)
どうなるかは気分次第(オイw
秘密コメお返事
K様vv

やったねっ!!褒められたぞ、隼!!w

そうですよね〜。
隼的に我慢の限界だった模様・・・。
夜にならなかった分、日中でご勘弁を(爆)

> いけいけ!!

柚子季も叫びたい!いけいけー!! 
さて・・・・・どうしましょうね(ニヤリ
keitoさまv
> ちゅー!!!と叫んでしまいました 笑

わ〜〜い\(^o^)/
ありがとうございます!!ww

> でもちゅーなのに、切ないです。敦はなんて鈍ちんなの。
> あぁ・・・悶えます。。。

そうなのです・・・隼にとって夢にまで見た起きてる敦(ここ重要ww)との初ちゅ〜は、ちょっとほろ苦い感じになっちゃいました。
そして・・・・まだもう暫く悶えて頂くかも・・・汗
呆れずにお付き合い下さいませね?^^;
悶えつつお邪魔します。
こんばんは。再度お邪魔させて頂きました(ぺこり)
先日は我が家へのコメントも有難うございました。因みに柚子季さんのお考えは見事に的中です(どんどんぱふぱふ)

…で。
またもや最新の記事に別小説の感想で申し訳ありませんが、悶え狂ったものでどうしてもこの思いを伝えたくて(もじ)でもでも同じシリーズのお話と言う事でお許しを(汗)
NATURALを今一気に読破して参りましたが、もおおおおお悶え死ぬかと(はあはあはあはあ)良いですね、甘い終わり方最高です(うっとり)途中の葛藤がもうたまらんかったです。

最新作から読ませて頂こうと思ったのですが、続きが気になる事は解り切ってましたので完結しているお話から読み進めてしまう私をお許しください(涙)
わきゃあ〜〜
自分ちの大失態でのらくらやってるうちに、なんたる展開!?
鈍ちんさん(失礼!)には実力行使が一番ですよねv
せっかく深雪ちゃんが譲ってあげたんだから、ありがた〜く感謝して味わうんたよ、あっちゃん♪

隼くん、そのまま…いっちゃえば(^o^)
チッス…!!
きゃ〜〜〜キスしちゃった!
敦びっくら?!
んも〜〜〜
夜まで待てないっす!!
どうするんだろう敦。さすがに友愛を超えた感情が隼くんに
あるのに気付くとは思うけど…。
いきなり受け入れられない、かもしれないですね。
だいじょうぶかなあ。
どきどき…。
何なのこの甘酸っぱい感じ〜〜〜〜!!
きゃ〜〜〜〜(興奮しすぎ
ぬぉ!?
 敦タンの鈍感ぶりに、ビックリ\(◎o◎)/!
 こんだけ嫉妬して、家まで押し掛けて詰め寄ってるのに、まだ分からんか〜〜〜!!!

 でも、チュッ!
 チュッ! がありましたからね!
 チュッ☆ ←しつこい

 んむむ、柚子季さん、いいとこで切りますね〜。
 続きが楽しみ!



 ……あ、解散報道、何か事務所が否定したそうで。
 メディアの言うことって、どこまで信用していいか、分かんないですね。
 私も自分の好きなアーティストのこととかで、気持ちが浮いたり沈んだりしたことがありましたよ〜。
花音さまv
いらっしゃいませ♪(ぺこり

>因みに柚子季さんのお考えは見事に的中です(どんどんぱふぱふ)

て、的中ですか(涙)
救いのある別れであることを願ってやみません(シクシク

> またもや最新の記事に別小説の感想で申し訳ありませんが、

いえいえ、とんでもないです!こうしてコメント頂けます事嬉しく思います♪
って、一気ですか?!
矛盾点多かったんじゃ?!(汗
日々更新だと立ち止まって振り返った時「あれ?」って部分が出てきたりして(アハハ^^;)
花音さんに悶えて頂けたなんて嬉しくて昇天しそうですよ〜!!
ありがとうございます(感涙
ハピエしか書けない柚子季は、花音さんのお話にガッツンやられまくりですから!

駄文へのお付き合い、本当にありがとうございます♪
よろしかったらまたいらして下さいね♪
葵さまv
復旧作業お疲れ様です!
直朋、もボールは友達!も楽しみに待ってますね〜♪

> 鈍ちんさん(失礼!)には実力行使が一番ですよねv

あまりにも鈍感ちゃんな敦。
これで少しはお話が動きます・・・ってか、ここから一気に行くかしら?
もう暫く悶える展開にお付き合いよろしくお願いいたします♪

> 隼くん、そのまま…いっちゃえば(^o^)

いかせてあげたいですね〜。
でも、書いてるのが柚子季ですから(ふふふ
りり様v
> きゃ〜〜〜キスしちゃった!

はい〜しちゃいました!!

> いきなり受け入れられない、かもしれないですね。

どうなるんでしょうねぇ〜。
敦と隼、それぞれの胸中…この後書き綴って参りますので、しばしお待ちを!
(とか言って、待って頂くほど緻密には書けない筆力の無さorz)

> 何なのこの甘酸っぱい感じ〜〜〜〜!!
> きゃ〜〜〜〜(興奮しすぎ

きゃ〜〜〜!興奮して頂けてウレシスです♪
甘酸っぱさこそ高校生!(え、違う?w)
遠過ぎる昔に四苦八苦しつつですが、頑張ります!
如月久美子さまv
>  敦タンの鈍感ぶりに、ビックリ\(◎o◎)/!

ほんとほんと、鈍すぎですよねww
むっちゃんの遥か上行く鈍感さ!!
いい加減気付け!ってかんじですよね〜(^−^;)

むふ♪チュッされちゃいましたね〜。
さすがのにぶちんにも、気付いて頂きますです!

>  んむむ、柚子季さん、いいとこで切りますね〜。

えへへ♪
眠くて続き書く気力が無かったことは内緒です(爆)

戯言へのご反応もありがとうございました(ペコリ
本当ですねぇ…彼らの曲で「群れ」ってのがあるんですが、それを思い出してしまいました。
たったひとつ小さなくしゃみをしただけで、大きな波紋へ繋がってしまう。
今回は本当そんな感じでしたね。
会報が届くまで、真実は闇の中ですが、ひとまずほっとしております♪
隼弥が離れていくと焦っている敦が、何だかとっても可愛い・・。
涙目でしがみ付かれると、さすがの隼弥の理性も吹っ飛んだ・・??
その場で・・・いってしまえ!!
ああ・・早く続きが読みた〜い!!
敦はどんな反応するのかな〜?
うふふっ・・楽しみにしてま〜す♪

ミートン・メートン様v
> 隼弥が離れていくと焦っている敦が、何だかとっても可愛い・・。

わ〜い♪可愛い頂きました〜!!

> 涙目でしがみ付かれると、さすがの隼弥の理性も吹っ飛んだ・・??

はい、さすがにもう我慢も理性も超えてしまった隼弥ですww
馬鹿な子だよ、本当に(ホロリ
親として可哀想になってきます(←オイ
え〜〜〜と。
石が飛んでくる前に、柚子季は逃げたいと(^ー^;)エヘ
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柚子季 杏

Author:柚子季 杏
オリジナルのBL小説を気の向くままに綴っております。
個人的嗜好ですので、誹謗中傷等は受け付けておりません。
ご賛同&ご理解頂ける方のみお立ち寄り下さい^^
R18的な描写も出てきますので、年齢に満たない方はご遠慮下さい。

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