BL風味のさくらんぼ
オリジナルBL小説(R18含む)書いてます。ご理解ある方のみお立ち寄り下さい。
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あの日、泣きながら家に飛び込んできた美佐子と郁巳。
2人に連れ添うようにして、家族皆で向かった先は病院で・・・・。
両親の慌てた様子に、子供ながら大変なことが起こったのだと理解した。
そして・・・向かった先。
病室のベッドの上、何の表情も無いままぼんやりとしていた隼弥の姿に、ぞっとした。
『水族館に行ったら、あっちゃんにお土産買ってくるからね!』
『やりぃ!約束な!!』
そんなやり取りをして笑顔の3人を見送ったのは、ほんの数日前だったのに。
弾けるような隼弥の笑顔を見たのも、ほんの数日前の事なのに。
駆け寄った敦の事も、それどころか美佐子達の事すら分かっているのかいないのか。ぼんやりとしたままの視線は、誰の瞳を捉えることも無かった。
それでも、隼弥は生きていた。
それだけで、嬉しかった。
日を開けずに行われた葬式でも、隼弥は涙ひとつ流すことなく。
火葬場に着いて、高い高い煙突から吐き出される煙を、ただぼんやりと見上げていた隼弥。
そんな隼弥が、自分に気付いて微笑んだのだ。お土産と言って、笑ってくれた。
嬉しくて、悲しくて、涙が止まらなかった。
―― あっちゃんは、俺置いてどっかいなくならない?
敦の涙につられるように、零れ落ちた隼弥の涙。
次々と顔に筋を作るその涙を、止めてあげたかった。
頼りなさ気に揺れる瞳を、どうにかしてあげたくて・・・・。
約束する!と差し出した小指へとそっと伸ばされた隼弥の指は、微かに震えていて。
ずっと傍にいると言い切った敦に見せてくれた、久しぶりの笑顔が眩しかった。
あの時貰ったキーホルダーは、今でも敦の大切な宝物。
イルカの形をした、小さなキーホルダーは、すっかりボロボロで。チェーンが壊れたそれは、今ではストラップに作り替え、携帯の脇で揺れている。
―― 隼弥が自分の傍からいなくなるなんて・・・そんな事、ある筈ない
けれど、ここ最近ずっと様子のおかしかった隼弥。
昨日も今日も、隼弥は自分との間に、妙な壁を作っている。
「・・・・・あいつ、好きな子いたんだ――」
松本が慌ただしく出て行った音で目が覚めた。
静まり返った部屋の空気に起きることも出来ず、タオルケットに包ったまま寝たふりを続けた。直ぐに起きれば良かったと、後悔した時には遅かった。
深雪と隼弥の交わしていた会話。
それは、隼弥には想っている相手がいるということ。
そして、深雪は振られたという事実。
隼弥も自分も年頃の男で、まして隼弥はもてる。そういう相手がいたって不思議じゃない。
それなのに、どうしてか胸が痛くて。
「何なんだよ・・・俺だけ、知らなかったのかよ――」
隼弥に好きな子がいたなんて、全然気付かなかった。あんなにいつも一緒にいたのに。
自分は美亜ちゃんの事だって隠さず教えていたというのに、隠されていたという事実に、正直へこんだ。
自分は隼弥にとって相談相手にすらならないのかと。
「隼弥に恋人が出来たら・・・今までみたいに一緒にいれないのか?」
そんなことない!と頭からその考えを取り去ろうとしても、浮かんで来たのは隼弥に寄り添っていた深雪の姿。
自分が煽った筈なのに、並んでいる2人を見たら苛々して。隼弥の隣にいるのが自分じゃない事が堪らなく嫌で。
その事実が、敦の胸の中でもやもやとした感情を渦巻かせていた。
← 26 Back ★ Next 28 →
◆拍手コメへ(公開分のみになります)のお返事はコチラからどうぞ♪
拍手のみの皆様も、ありがとうございます+゜。(*´∀`*)+嬉☆*。+゜*・。゜*
敦くんの悶々タイムが続いております。
果たしてこのまま気付くのか?
よ〜し、イケー!
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2人に連れ添うようにして、家族皆で向かった先は病院で・・・・。
両親の慌てた様子に、子供ながら大変なことが起こったのだと理解した。
そして・・・向かった先。
病室のベッドの上、何の表情も無いままぼんやりとしていた隼弥の姿に、ぞっとした。
『水族館に行ったら、あっちゃんにお土産買ってくるからね!』
『やりぃ!約束な!!』
そんなやり取りをして笑顔の3人を見送ったのは、ほんの数日前だったのに。
弾けるような隼弥の笑顔を見たのも、ほんの数日前の事なのに。
駆け寄った敦の事も、それどころか美佐子達の事すら分かっているのかいないのか。ぼんやりとしたままの視線は、誰の瞳を捉えることも無かった。
それでも、隼弥は生きていた。
それだけで、嬉しかった。
日を開けずに行われた葬式でも、隼弥は涙ひとつ流すことなく。
火葬場に着いて、高い高い煙突から吐き出される煙を、ただぼんやりと見上げていた隼弥。
そんな隼弥が、自分に気付いて微笑んだのだ。お土産と言って、笑ってくれた。
嬉しくて、悲しくて、涙が止まらなかった。
―― あっちゃんは、俺置いてどっかいなくならない?
敦の涙につられるように、零れ落ちた隼弥の涙。
次々と顔に筋を作るその涙を、止めてあげたかった。
頼りなさ気に揺れる瞳を、どうにかしてあげたくて・・・・。
約束する!と差し出した小指へとそっと伸ばされた隼弥の指は、微かに震えていて。
ずっと傍にいると言い切った敦に見せてくれた、久しぶりの笑顔が眩しかった。
あの時貰ったキーホルダーは、今でも敦の大切な宝物。
イルカの形をした、小さなキーホルダーは、すっかりボロボロで。チェーンが壊れたそれは、今ではストラップに作り替え、携帯の脇で揺れている。
―― 隼弥が自分の傍からいなくなるなんて・・・そんな事、ある筈ない
けれど、ここ最近ずっと様子のおかしかった隼弥。
昨日も今日も、隼弥は自分との間に、妙な壁を作っている。
「・・・・・あいつ、好きな子いたんだ――」
松本が慌ただしく出て行った音で目が覚めた。
静まり返った部屋の空気に起きることも出来ず、タオルケットに包ったまま寝たふりを続けた。直ぐに起きれば良かったと、後悔した時には遅かった。
深雪と隼弥の交わしていた会話。
それは、隼弥には想っている相手がいるということ。
そして、深雪は振られたという事実。
隼弥も自分も年頃の男で、まして隼弥はもてる。そういう相手がいたって不思議じゃない。
それなのに、どうしてか胸が痛くて。
「何なんだよ・・・俺だけ、知らなかったのかよ――」
隼弥に好きな子がいたなんて、全然気付かなかった。あんなにいつも一緒にいたのに。
自分は美亜ちゃんの事だって隠さず教えていたというのに、隠されていたという事実に、正直へこんだ。
自分は隼弥にとって相談相手にすらならないのかと。
「隼弥に恋人が出来たら・・・今までみたいに一緒にいれないのか?」
そんなことない!と頭からその考えを取り去ろうとしても、浮かんで来たのは隼弥に寄り添っていた深雪の姿。
自分が煽った筈なのに、並んでいる2人を見たら苛々して。隼弥の隣にいるのが自分じゃない事が堪らなく嫌で。
その事実が、敦の胸の中でもやもやとした感情を渦巻かせていた。
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拍手のみの皆様も、ありがとうございます+゜。(*´∀`*)+嬉☆*。+゜*・。゜*
敦くんの悶々タイムが続いております。
果たしてこのまま気付くのか?
よ〜し、イケー!
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もう、最高っすね!!
敦。そうやってみんな恋をするんだ!
苦しくて、苛々しても、それが成就した時の
嬉しさったらもう…
たまりません!!!
隼弥に恋人ができたらね。
でも、それは敦であってほしいよぉぉぉぉ!!!
はぅーーーーー!!!(*´Д`)
敦。そうやってみんな恋をするんだ!
苦しくて、苛々しても、それが成就した時の
嬉しさったらもう…
たまりません!!!
隼弥に恋人ができたらね。
でも、それは敦であってほしいよぉぉぉぉ!!!
はぅーーーーー!!!(*´Д`)
柚子季杏
おぉ!最高いただきましたー!
あざーーっす!!
> 苦しくて、苛々しても、それが成就した時の
> 嬉しさったらもう…
うんうん、敦はね、まだ恋に恋してるお子ちゃまだからww
でも、いま、まさに分岐路?
明日、も少しお話が動きますw
早く気付け〜敦ーー(*´Д`)はうぅ
あざーーっす!!
> 苦しくて、苛々しても、それが成就した時の
> 嬉しさったらもう…
うんうん、敦はね、まだ恋に恋してるお子ちゃまだからww
でも、いま、まさに分岐路?
明日、も少しお話が動きますw
早く気付け〜敦ーー(*´Д`)はうぅ
柚子季杏
Tさまv
> その気持ちが何か気が付くまで、ずっと悶々したまんまなんだよ。
そうそう、そうなんですよねぇ〜。
敦は気付けるのでしょうか?
> 隼弥のためにも早く気がついてあげなよー。
本当に!
なので、あまりにお子ちゃまな敦くん。
も少し悩ませたいと思います(←酷っ
いやいや、Tさまのとこのお子も、素敵じゃないですか!
スレてんのは柚子季の方です・・・汗
> その気持ちが何か気が付くまで、ずっと悶々したまんまなんだよ。
そうそう、そうなんですよねぇ〜。
敦は気付けるのでしょうか?
> 隼弥のためにも早く気がついてあげなよー。
本当に!
なので、あまりにお子ちゃまな敦くん。
も少し悩ませたいと思います(←酷っ
いやいや、Tさまのとこのお子も、素敵じゃないですか!
スレてんのは柚子季の方です・・・汗
柚子季杏
K様vv
ぎゃーーー!!
お、怒られた!!オロオロ\(゜ロ\)(/ロ゜)/オロオロ
> 気付けっ!
は、はい!すみません!!(←爆)
K様のお怒りを伝えるべく、ちょいと仕掛けたいと思っておりますので〜(ニヤリ
わわ!マジっすか?
じんわり来て頂けましたか?!
ひぃ〜〜ん、勿体無いお言葉ありがとうございます!!
辛い経験をしてきた隼弥。
その辺りも今後の展開に絡んできますので・・・コッソリ
コメントありがとうございましたー♪
ぎゃーーー!!
お、怒られた!!オロオロ\(゜ロ\)(/ロ゜)/オロオロ
> 気付けっ!
は、はい!すみません!!(←爆)
K様のお怒りを伝えるべく、ちょいと仕掛けたいと思っておりますので〜(ニヤリ
わわ!マジっすか?
じんわり来て頂けましたか?!
ひぃ〜〜ん、勿体無いお言葉ありがとうございます!!
辛い経験をしてきた隼弥。
その辺りも今後の展開に絡んできますので・・・コッソリ
コメントありがとうございましたー♪
りり
いつも遅コメすいません。最近遅くまで起きていられないです。
としなのか…(涙
いやん敦ったら隼弥のすきなひとが自分って気付いてない!!
もう〜鈍いんだから〜〜そこが可愛いけど!
敦くんにとってみれば、隼弥が側にいるのはその頃決まった
絶対法則みたいな物で、何があっても揺るがないと信じて
疑わないことだったんですね。
でもでも、大人になっていくと他に大事な人が現れる=自分が常に
隣りにいられなくなるかも、って初めて気付いたんですね。
深幸グッジョブ!
あとは自分に恋愛感情があるのかどうかですが…。
としなのか…(涙
いやん敦ったら隼弥のすきなひとが自分って気付いてない!!
もう〜鈍いんだから〜〜そこが可愛いけど!
敦くんにとってみれば、隼弥が側にいるのはその頃決まった
絶対法則みたいな物で、何があっても揺るがないと信じて
疑わないことだったんですね。
でもでも、大人になっていくと他に大事な人が現れる=自分が常に
隣りにいられなくなるかも、って初めて気付いたんですね。
深幸グッジョブ!
あとは自分に恋愛感情があるのかどうかですが…。
柚子季杏
> 敦君早く気付いてよーーー(ToT)
> 自分が煽ったわけだしなんか複雑になってきましたね…
本当ですよねぇ・・・・・複雑だ。
柚子季に収拾つけられるのだろうか。
しかも今、頭ごちゃごちゃしてるので余計(泣)
頑張りますよ〜!
このままにしてちゃ隼弥も可哀想ですもんね!
よし、気持ち入れ替えなくちゃ!!
> 自分が煽ったわけだしなんか複雑になってきましたね…
本当ですよねぇ・・・・・複雑だ。
柚子季に収拾つけられるのだろうか。
しかも今、頭ごちゃごちゃしてるので余計(泣)
頑張りますよ〜!
このままにしてちゃ隼弥も可哀想ですもんね!
よし、気持ち入れ替えなくちゃ!!
柚子季杏
> いつも遅コメすいません。最近遅くまで起きていられないです。
いえいえ〜お気になさらずに。
コメ頂けるだけで嬉しいですから(*^_^*)
わわわ〜〜!!
さすがりりちゃま!
柚子季の表現したいこと全部言ってくれちゃいましたw
ありがとうございます!!
そうなんですよ、敦にとってはいて当たり前。
息をするのと一緒なんです。
深雪のおかげで初めて疑問を抱いた関係性。
さて、敦、どうする?
> あとは自分に恋愛感情があるのかどうかですが…。
何も思ってないわけでは無さそうですが…どうなることやらw
いえいえ〜お気になさらずに。
コメ頂けるだけで嬉しいですから(*^_^*)
わわわ〜〜!!
さすがりりちゃま!
柚子季の表現したいこと全部言ってくれちゃいましたw
ありがとうございます!!
そうなんですよ、敦にとってはいて当たり前。
息をするのと一緒なんです。
深雪のおかげで初めて疑問を抱いた関係性。
さて、敦、どうする?
> あとは自分に恋愛感情があるのかどうかですが…。
何も思ってないわけでは無さそうですが…どうなることやらw
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